屋外デジタルサイネージとは?導入前に知っておきたい基礎知識

店舗の店頭や建物の外壁などでよく見かける、映像を表示できる屋外デジタルサイネージは、通行人の目を引くだけでなく、広告や情報を効果的に届けられる集客・情報発信ツールとして活用されています。では、屋外デジタルサイネージは、一般的な屋内用デジタルサイネージと何が違うのでしょうか?なぜ、屋外では専用のデジタルサイネージが必要なのでしょうか?

そこで今回は、デジタルサイネージを取り扱う専門会社として、屋外デジタルサイネージの基本から、導入前に確認しておきたいポイントまで、分かりやすく解説します。屋外デジタルサイネージの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

屋内デジタルサイネージと屋外デジタルサイネージの違いや、液晶ディスプレイとLEDビジョンの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

屋外デジタルサイネージは必要な4つの性能

屋外デジタルサイネージは、一般的なデジタルサイネージの中でも、屋外という特殊な環境で使用することを前提に設計された製品です。屋外では、季節や天候によって設置環境が大きく変わり、屋内用のディスプレイをそのまま屋外で使用することはできません。

屋外デジタルサイネージは、直射日光の下でも画面を見やすい高輝度性能、雨やほこりの侵入を防ぐ防塵・防水性能、夏の高温や冬の低温に対応する耐環境性能など、屋外で長期間安定に使用できるさまざまな性能が求められます。ここでは、屋外で使用するために特に重要となる4つの性能について、詳しく解説します。

明るい屋外でも見やすい高輝度性能

高輝度イメージ写真

屋外デジタルサイネージには、日中の強い太陽光の下でも、画面に表示された文字や映像を見やすくするための高輝度性能が求められます。

屋外では、画面の輝度が不足していると、映像や文字が暗く見えてしまい、せっかく表示した広告や案内情報が通行人に伝わらない可能性があります。設置場所の日当たりや直射日光の当たり方を考慮し、十分な輝度を備えた製品を選ぶことが不可欠です。

雨やほこりから本体を守る防塵・防水性能

防塵・防水イメージ写真

屋外に設置するデジタルサイネージは、雨や風、ほこりなどの影響を一年を通して受けます。雨水や細かなほこりが筐体内部に侵入すると、電子部品の故障や動作不良につながる可能性があります。屋外デジタルサイネージには、本体内部を保護する高い防塵・防水性能が求められます。また、製品を選ぶ際にはIP規格などを確認し、設置場所で想定される雨やほこりの影響に対して、必要な防塵・防水性能を備えているかを確認することが大切です。

暑さや寒さに耐える耐環境性能

暑さと寒さに対応のイメージ写真

屋外デジタルサイネージは、夏の猛暑から冬の厳しい寒さまで、一年を通して大きな温度変化にさらされます。幅広い温度環境で安定して動作できる耐環境性能が求められます。

夏場は、気温だけでなく直射日光の影響によって本体や液晶パネルの温度が上昇しやすくなります。内部温度が過度に上昇すると、電子部品への負荷がかかります。一方、寒冷地では低温によって機器が正常に動作しにくくなる場合もあります。屋外デジタルサイネージを選ぶ際は、設置する地域の気候や季節ごとの温度変化を考慮し、使用環境に適した動作温度範囲を持つ製品を選ぶことが重要です。

高温環境でも安定運用を支える放熱性能

屋外デジタルサイネージでは、屋外で発生する熱を効率よく処理するための放熱性能も重要なポイントです。

放熱性能は、単に本体を冷やすだけでなく、筐体内部の熱を効率よく分散・排出し、液晶パネルや電子部品への熱負荷を抑える役割を果たします。

屋外デジタルサイネージには、ファンを使って内部の熱を排出する方式や、エアコンで筐体内部の温度を管理する方式、筐体そのものを放熱に活用する自然冷却方式など、さまざまな放熱構造があります。製品を選ぶ際は、設置環境や使用条件だけでなく、熱をどのように処理する構造になっているかを確認することが重要です。

導入前に知っておきたい屋外デジタルサイネージの選び方

屋外デジタルサイネージは、一度設置すると長期間にわたって使用するケースが多いため、本体の性能だけでなく、設置環境や運用方法まで考慮して選ぶことが大切です。

画面の大きさや設置方法、メンテナンスのしやすさ、導入後にかかる費用など、あらかじめ検討しておきたいポイントは複数あります。購入後に「思ったより画面が見えにくい」「設置工事に想定以上の費用がかかった」「維持管理に手間がかかる」といった問題を避けるためにも、導入後の運用まで見据えて製品を比較することが重要です。ここでは、屋外デジタルサイネージを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

設置場所に適した画面サイズと設置方法を選ぶ

屋外デジタルサイネージの画面サイズは、設置場所だけでなく、見る人との距離や視認性を考慮して決める必要があります。
店舗の入口や歩道沿いなど、比較的近い距離から見る場所であれば、コンパクトなサイズでも十分に情報を伝えられることがあります。一方、道路沿いや広い敷地など、離れた場所から見てもらう場合は、大型ディスプレイの方が視認性を確保しやすくなります。

設置方法には、地面に設置する自立型やスタンド型、建物の壁面に固定する壁掛け型などがあります。特に壁面や高所に設置する場合は、本体の重量だけでなく、壁の強度や取付金具、施工方法なども考慮しなければなりません。

導入後に設置方法を変更するのは容易ではないため、あらかじめ設置場所の状況や視認距離を把握し、適切な画面サイズと設置方式を選ぶことがポイントです。

メンテナンス方法と運用の手間を確認する

メンテナンスイメージ写真

屋外デジタルサイネージは、長期間にわたって雨や風、ほこりなどにさらされるため、設置後のメンテナンス方法も製品選びの重要なポイントです。冷却ファンを使用する製品では、吸気口から取り込んだ外気に含まれるほこりがフィルターなどに付着するため、定期的な清掃や点検が必要になることがあります。また、エアコンを搭載した製品では、フィルターの清掃や冷却機器の点検など、設備を維持するための作業が発生します。

一方、吸気口や排気口を設けず、筐体そのものを活用して放熱する自然冷却タイプは、外部からほこりが入りにくい構造を採用できるため、メンテナンスの負担を抑えやすい点が特徴です。製品を比較する際は、導入時の性能だけでなく、設置後に必要となる清掃や点検の内容まで把握しておくことで、長期的な運用をイメージしやすくなります。

本体価格だけでなく導入後のランニングコストも確認する

屋外デジタルサイネージにかかる費用は、本体価格だけではありません。設置工事費や電気代、定期的なメンテナンス費用に加え、コンテンツの制作・更新費用なども考慮する必要があります。

特に、冷却ファンやエアコンなどの冷却設備を搭載した製品は、機器を稼働させるための消費電力や、設備を維持するための保守費用も発生します。
そのため、製品を比較する際は、購入時の価格だけで判断するのではなく、電気代や保守費用などを含めた長期的なランニングコストにも目を向けることが重要です。初期費用と導入後の維持費を合わせて考えることで、予算に合った製品を選びやすくなります。

屋外デジタルサイネージに関するよくある質問

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Q:屋外デジタルサイネージの運用時間帯は設定できますか?


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A:はい。製品によっては、タイマー機能を利用して運用時間帯を設定できます。

例えば、日中の明るい時間帯は通常どおり映像を表示し、周囲が暗くなって画面の明るさが目立つ時間帯には、自動的に電源をオフにするよう設定することが可能です。店舗の営業時間や設置場所の周辺環境に合わせて運用時間を設定することで、必要な時間帯に効率よく情報を発信できます。また、夜間の不要な電力消費を抑えることにもつながります。

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Q:屋外デジタルサイネージの映像や表示内容は簡単に変更できますか?


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A:はい。表示内容の更新方法には、USBメモリを使用する方法と、インターネットを利用して遠隔から更新する方法があります。

USBメモリ方式は、パソコンなどで作成した画像や動画をUSBメモリに保存し、本体に接続してコンテンツを更新します。更新頻度が少なく、シンプルに運用したい場合に適しています。一方、ネットワーク配信方式では、インターネット経由でパソコンなどから遠隔でコンテンツを更新できます。複数の店舗や施設に設置したサイネージを管理したい場合や、キャンペーン情報、メニュー、イベント案内などを頻繁に変更したい場合に便利です。導入前に、どの程度の頻度で表示内容を変更するのかを考え、運用方法に合った更新方式を選ぶとよいでしょう。

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Q:屋外デジタルサイネージは、24時間連続で使用できますか?


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A:屋外デジタルサイネージは、24時間の連続運用を想定した製品が多くありますが、製品によって対応時間は異なります。導入する際は、製品の仕様や推奨される連続使用時間を事前に確認する必要があります。

また、24時間連続で稼働させると、使用時間が長くなる分、本体や液晶パネルなどへの負荷が増え、製品の寿命に影響する可能性があります。そのため、必ずしも24時間稼働させるのではなく、設置目的や実際に必要な放映時間に合わせて運用することが大切です。さらに、長時間稼働では消費電力も増えるため、導入時には本体の連続使用時間だけでなく、電気代などのランニングコストも含めて検討することをおすすめします。

屋外デジタルサイネージを長期運用するための選び方

屋外デジタルサイネージは、店舗や施設の広告・案内、情報発信などに活用できる一方、屋内とは異なり、直射日光や雨、風、ほこり、温度変化など、さまざまな環境の影響を受けます。導入を検討する際は、まず「何のために設置するのか」「どのくらいの距離から見てもらうのか」「どのような場所に設置するのか」といった目的や環境を明確にすることがポイントです。本体価格だけでなく、設置工事費や電気代、メンテナンス費用など、導入後に発生するランニングコストまで含めて検討することで、長期的な運用を見据えた製品を選ぶことが重要です。

屋外デジタルサイネージは、一度設置すると長期間にわたって使用するケースも多いため、導入時の費用だけで判断するのではなく、設置環境や必要な性能、運用方法まで総合的に考えることが不可欠です。自社の予算や目的に合った製品を選ぶことで、長期間にわたる安定した情報発信につなげることができます。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社としての創造力と技術力を活かし、高品質なコンテンツ制作で、情報発信を強力にサポートします。「自社の店舗にはどのサイズが最適か?」「設置工事や配信システムを含めた総額の見積もりが欲しい」といった疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。

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