STB(セットトップボックス)を上手に活用しよう

STBは動画や画像、テキスト、Webサイトページなどのコンテンツをデジタルサイネージやテレビ画面に表示させる映像表示機器です。機材やシステム構成によっては、STBなしでコンテンツをデジタルサイネージに表示できる場合もあります。しかし、さまざまなコンテンツを情報発信者の意図に基づいて時間通り、順番通りに表示する、あるいは遠隔操作で配信内容をコントールしようと考えると、STBが必要です。
今回は、STBを上手に活用していただくために、STBでできることやSTB導入に必要なアイテムなどについてご紹介します。

STBでできる4つのこと

1)画面を分割して複数コンテンツの同時配信が可能

1画面表示だけでなく、画面分割レイアウトにも対応しており、2画面でのコンテンツ配信も可能です。例えば、画面を中央で左右に分割し、左側画面では静止画を、右側画面では動画を流す、といった表示も可能です。分割レイアウトは複数のパターンが用意されています。

2)コンテンツの配信設定が簡単

午前はコンテンツA、午後はコンテンツBといった具合に、コンテンツを表示する時間帯を時刻、あるいは曜日ごとなど、自由に設定できます。これにより、時間帯や曜日によって変化するターゲットそれぞれに対し、最適な訴求が可能です。

3)遠隔更新で複数のデジタルサイネージを一括管理

遠隔更新が可能になるので、1台のパソコンで複数台のデジタルサイネージを管理できます。さまざまな場所に複数台のデジタルサイネージを設置していても、コンテンツの登録や配信設定は1台のパソコンで一括管理できます。ログイン画面URLとID&パスワードがあれば、どのパソコンからでも、どこからでも管理できます。

4)リアルタイム情報の提供が可能

毎日のニュースや天気など、さまざまなリアルタイム情報を提供するコンテンツを配信することができます。こうした時事コンテンツは、デジタルサイネージの前を通る人のアイキャッチ率向上に貢献します。

STBの導入で必要となる4つのアイテム

次にデジタルサイネージとともにSTBを導入する際、必要となるアイテムについてご紹介します。
(※充電式ではなくACアダプタで電源供給するSTB端末の場合です)

1)デジタルサイネージ

コンテンツを表示するデジタルサイネージが必要です。用途や環境に合わせて、業務用、屋外用、高輝度、タッチディスプレイなどさまざまな種類があります。基本的にHDMI接続が可能であればテレビなどでも問題ありません。

2)HDMIケーブル

デジタルサイネージとSTBをつなぐために必要なのが、映像と音声を同時に1本で出力できるHDMIケーブルです。これをつなぐだけで音声データと映像データを伝送できます。

3)インターネット環境(Wi-Fiや有線LAN)

STBを導入するにはインターネット環境が必要となります。無線LANもしくは有線LANを使って、STBをインターネット環境に接続しましょう。

4)コンテンツ管理システム

STBを使ってコンテンツや表示時間を柔軟に調整&管理するには、コンテンツ管理システムが必要です。DDSでSTBを導入いただいた場合、専用のコンテンツ管理システムをご利用いただけます。

デジタルサイネージの効果的運用には、コンテンツ管理システムが必要

DDSでSTBを導入いただいたお客さまには、専用のコンテンツ管理システムをご利用いただきます。DDSが提供するコンテンツ管理システムの特徴は、シンプルなユーザーインターフェイスで誰でも使いやすい点にあります。

Webブラウザを使って操作するので、ソフトウェアのインストールも不要。ログイン画面のURLとID&パスワードがあれば、誰でもどこからでも操作が可能です。通常は本社のパソコンで管理している管理担当スタッフが、在宅勤務を行う場合も、自宅にあるパソコンから管理画面を操作し、運用を継続することができます。
さらにDDSでは、配信や運用などの管理業務を代行するサービスも提供しています。コンテンツ制作をはじめ、デジタルサイネージ運用全般を代行できますので、お気軽にDDSまでご相談ください。

眠っているタブレットをデジタルサイネージに!

会社やお店に眠っているiPadやAndroidタブレットを有効活用するひとつの方法として、これらのタブレットにコンテンツを配信してデジタルサイネージとして活用する方法があります。具体的には、店舗のショーケースや商品棚の前にタブレットを設置し、小さなデジタルサイネージとして活用するというイメージです。
この場合、STBは不要です。しかし、インターネット環境とコンテンツ管理システムは必要になります。

STBがあればデジタルサイネージの能力を最大限に発揮できる!

今回はSTBを導入するにあたり、STBでできることや必要なアイテム、さらにはコンテンツ管理システムについてご紹介しました。お伝えしたかったのは、デジタルサイネージが持つ可能性や能力を余すところなく発揮させ、最大の効果を得るにはSTBが不可欠だということ。さらに、STBがあれば誰でもどこからでも運用できるなど、ニューノーマルな時代にも対応していることです。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力、クリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案してきました。初めてのデジタルサイネージ導入や活用支援はもちろんのこと、STBを用いたデジタルサイネージシステムを構築したいとお考えの企業さまや店舗さま、施設さまはお気軽にDDSにご相談ください。お客さまにとって最も効果的かつ最適なデジタルサイネージソリューションをトータルにご提案させていただきます。

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