デジタルサイネージのコンテンツを制作するコツ、教えます!

デジタルサイネージの導入を検討しているお客様の多くが「今のポスターをデジタルに」、「セール告知を動画で」など、さまざまな活用法をイメージしておられます。ただ、デジタルサイネージに表示するコンテンツはどのようなデザインが適切なのか、紙のポスターやWebのコンテンツと意識すべきポイントがどう違うのかをご存じの方は少ないようです。
そこで今回は、数多くのクライアント様にデジタルサイネージを納品し、多くのコンテンツデザインに携わってきたDDSが、より多くの人に見てもらえるデジタルサイネージ向けコンテンツを作るコツをご紹介します。

デジタルサイネージで活用できる代表的な3種類のコンテンツとは

デジタルサイネージのコンテンツは、大きく静止画・動画・Webの3種類に分けられます。
ここでは、それぞれについてご説明します。

1)静止画コンテンツ

静止画コンテンツとは、写真やイラスト、テキストなどを用いて作成した画像を使用して表現するコンテンツを指します。
紙のポスターをデジタルサイネージの中に落とし込んだイメージですね。紙のポスターよりも目立ちますし、他のコンテンツに比べて低コスト、短納期で制作できます。また、何枚かの静止画を組み合わせてスライドショーのように見せれば、省スペースで多くの情報を訴求できるのもメリットのひとつと言えます。
比較的簡単に制作できる種類のコンテンツなので、デジタルサイネージの取り組みをまずは小さく始めたい、さらには、コンテンツ制作は初心者というお客様にも向いています。

2)動画コンテンツ

デジタルサイネージのコンテンツにおいて、最も訴求力が高いのが動画コンテンツです。歩いている人の足を止めるほど目立つ上、伝えたい情報や内容を具体的かつわかりやすく伝えられ、特に空気感や雰囲気を伝えるにはベストなコンテンツと言えるでしょう。もちろん音声付きにすればさらに伝えられる情報量が増え、大きな注目と評価が期待できます。
ただ、動画コンテンツは短い時間の中で多くの内容やメッセージを盛り込むことができる分、複雑かつ高度な作業が必要になります。他の動画コンテンツに比べて制作コストも高く、制作にかかる時間も長くなります。また、内容やメッセージを詰め込みすぎると注目度や評価が落ちる可能性もあるので注意が必要です。

3)Webコンテンツ

Webコンテンツとは、Webページをデジタルサイネージ用コンテンツとして活用することです。既存のWebページを使う場合、すぐに表示開始可能です。また、CMSで制作されたWebサイトのページなら更新も簡単です。
セールやキャンペーンといった短期間のイベント告知などは、Webページをデジタルサイネージでそのまま活用することで、コストをかけずにマルチメディア展開ができます。さらに、イベント会場の入口などでイベント関連のWebページをデジタルサイネージに表示すれば、イベント会場に誘引する効果が期待できます。
ただ、インターネット回線の接続が途切れてしまうと、表示が消えてしまうので注意しましょう。

デジタルサイネージのコンテンツ制作には3つのコツがある!

1)設置場所に合わせたデザインや内容にする

デジタルサイネージは設置場所に合わせたコンテンツを制作しないと、狙ったレスポンスを獲得することはできません。
たとえば路面店のショーウインドウで、美しい映像が流れる長時間のイメージ動画を表示しても、足を止めてまで見てくれる人は非常に少ないでしょう。また、上質で高級感のあるホテルロビーで、安さをアピールするような動画を流してしまうと、ホテルのブランド価値を毀損してしまうこともあります。デジタルサイネージで訴求したいターゲットに合わせたコンテンツを制作する前に、設置場所を訪れる人々や空間の雰囲気といった『設置する場所の特性』をしっかりと把握、理解することが必要です。
DDSでは、お客様からのご要望をいただければ、ターゲットの選定はもちろんのこと、空間に合わせたコンテンツの提案、さらには制作もお手伝いしています。

2)簡潔かつ目を引くようなデザインにする

大画面にさまざまなコンテンツが表示されるだけでも人目を引きやすいデジタルサイネージですが、さらに注目度をアップし、見た人の行動に影響を与えるにはコンテンツのデザイン力が重要です。しかも、正しい内容を短時間で的確に伝えるデザインが求められます。
見た目のインパクトに加えて、見た人にとってのメリットや利益がひと目で伝わるわかりやすさ、そして思わず足を止めてしまう展開力やストーリー性など、静止画でも動画でも高度なデザイン性を備えたコンテンツが高い効果をもたらします。

3)どのタイミングから見てもわかる内容にする

人が激しく往来する設置場所で動画コンテンツを展開する場合、途中から見ても伝えたいことがわかるコンテンツが必要です。そのためには、制作前に伝えたい要点を絞る必要があり、ここを欲張ると失敗します。
たとえば、歩道を歩く人がショーウインドウに設置されたデジタルサイネージを見ながら通り過ぎる時間は、数秒でしょう。その時に目にする動画コンテンツは、動画の途中であることが多いはずです。ですから動画途中の数秒で伝えたい内容を的確に伝えるか、足を止めるほどのインパクトを与えなければなりません。ここが、映画やテレビ、テレビCMやネット広告などの動画とは決定的に異なる点であり、デジタルサイネージの動画コンテンツを制作する上で大切なコツのひとつと言えるでしょう。

デジタルサイネージのコンテンツ制作には独自のコツが必要

今回は、デジタルサイネージのコンテンツの種類と制作における3つのコツについてご紹介しました。デジタルサイネージの静止画や動画を制作するには独自のコツがあり、それを理解していないと高い効果をもたらすことはできません。特に、設置場所を意識するという点や動画は途中から見ても内容がわかる必要がある点などは、デジタルサイネージのコンテンツならではの重要ポイントだと思います。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力、クリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案してきました。継続的なコンテンツ企画や制作でお悩みの企業様や店舗様、施設様はお気軽にDDSにご相談ください。最も効果的なコンテンツはもちろんのこと、お客さまにとって最適なデジタルサイネージソリューションをトータルにご提案させていただきます。

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