初めてでもイイ感じでデジタルサイネージが活用できる3つの方法

デジタルサイネージを広告や販売促進に活用したいと考えるお客様から、「低コストでできるデジタルサイネージらしい訴求法を教えてほしい」というご相談をよくいただきます。確かに、常時1枚の静止画を映して置いておくだけなら、紙のポスターと変わらないのでデジタルサイネージらしい訴求ができているとは言えず、かといって本格的な動画を制作するとなると高額な映像制作費が必要になります。

ここでは「初めてデジタルサイネージを導入するが、キャンペーンやサービスをより多くの人に知っていただくには、どうすれば効果的か?」というご相談をいただいたお客様に対して、DDSがご提案した3つの方法をご紹介したいと思います。

方法1) QRコードをサイネージに映す

デジタルサイネージ画面上に1枚の静止画を表示するだけでは、細かい情報まで伝えることは難しいです。そこで、デジタルサイネージ画面上にQRコード*を表示し、キャンペーン内容や商品情報が記載されたWebサイトや電子カタログに誘導するという方法です。

静止画に二次元コードを表示させるイラスト例

もちろんお客様がご自身のスマートフォンやタブレットを使って、デジタルサイネージに表示されているQRコードを読み取っていただくのは簡単ではありません。QRコード上部のアイキャッチ画面がカギになるのですが、訴求力が高いデザインのアイキャッチが作れれば、QRコードを読み取って、その後のアクションまでつながる可能性が高まります。
さらに、QRコードを読み取っていただければ、ご自宅や帰宅途中の電車内などで情報をご覧いただく可能性も高まるので、深いエンゲージを結ぶことも可能です。

*QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です

方法2) 複数の静止画を動画コンテンツ風に放映する

訴求したい内容を複数の静止画にまとめ、一定時間ごとに表示する静止画を変えることで、動画コンテンツ風に訴求する方法です。例えば、3枚の静止画を10秒ずつ表示し、30秒間で訴求していきます。

静止画ではなく、動画コンテンツにするイラスト例

この方法なら3枚の静止画を使うので、紙のポスターよりも多くの情報を発信できます。さらに画面が次々と切り替わることで、デジタルサイネージの前を通る人の目を惹きつけ、足を止める効果も期待できます。

ただし、一画面に情報を詰め込みすぎないようにする必要があります。一画面の情報が多くなると、画面内の情報を読み切る前に画面が切り替わってしまいます。そうなると情報が伝わらないうえに、顧客ロイヤリティの低下やブランド価値毀損につながりかねないので注意が必要です。

方法3) サイネージと紙のパンフレットを並べる

デジタルサイネージの横に紙製のパンフレットを入れたラックを設置する方法です。アイキャッチとしてデジタルサイネージを設置し、画面を見て興味を持ったお客様にサイネージの横にあるラックから紙のパンフレットを持ち帰っていただくという流れです。そのためには、デジタルサイネージ画面は大きな文字や画像をメインとし、強力なアイキャッチパワーを備えた静止画が求められます。

サイネージの横に紙のパンフレットを置くイラスト例

この方法であればデジタルサイネージに表示する素材は静止画なので最低限の制作コストで済むうえ、既存のパンフレットを活用することでコストも抑えることができます。実はDDSでも、過去の経験からよく用いる手法です。デジタルサイネージ画面で見た情報に興味を持っていただければ、多くの人が紙のパンフレットやチラシを持って帰ってくださいます。

デジタルサイネージだけで完結することにこだわらない

デジタルサイネージによる訴求法を考えると、美しい動画を制作して放映するなどデジタルサイネージだけで目的を完遂しようと考えがちです。しかし、デジタルサイネージ導入直後から高額な映像制作費を投入するのは、経営的にも大きなリスクです。DDSでは、動画制作に十分な予算が確保できない場合、今回ご紹介した3つの方法をご提案することが少なくありません。デジタルサイネージは道具ですから、その特長を理解したうえで既存のアナログツールと融合させれば、高い訴求力を備えた販促・広告システムになるので、効果を十分に見込むことができます。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社としてのデザイン力、クリエイティブ力を生かしながら、デジタルサイネージの最適な活用法を数多くご提案し、多数採用されてきました。デジタルサイネージ導入やコンテンツ作成の検討、より効果的な活用法を模索している企業さまや店舗さま、施設さまは、お気軽にDDSにご相談ください。お客様にとって最も効果的で最適なデジタルサイネージをトータルにご提案させていただきます。

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