デジタルサイネージを販促に活かすには?デザインの重要性

abe.ichiro
abe.ichiro
デジタルサイネージ販促

販売促進(販促)にはいろんな手段・ツールがあり、店舗によってその取り組み方も様々です。販促のそもそもの目的は「お客様に商品の必要性に気づいてもらう → 購入意欲を高める → 販売につなげる」ことにありますが、デジタルツールを活用することで業務効率UPにつながることもあります。

今回は店舗における販促活動で、デジタルサイネージがどんな効果を発揮するかをまとめてみました。

目次

デジタルサイネージ特有のメリット

デジタルサイネージ導入事例

まずは「デジタルサイネージとは?」というところからおさらいしておきましょう。デジタルサイネージはディスプレイにデジタルコンテンツ(広告など)を表示する仕組みのことです。駅やショッピングモールで目にすることがあると思います。では、デジタルサイネージのメリットを見ていきましょう。

動画コンテンツを流せる

ポスターやPOPとの一番わかりやすい違いです。動画を流せるメリットは何と言っても「目立つ」こと。動きがない紙媒体に比べて格段に目を惹き、かつより多くの情報を伝えることができます。商品の持つ雰囲気や感動といった文字だけでは伝えづらい情報も、動画ならスムーズです。場合によってはお客様の購買意欲に即座に火をつけることもあり得ます。プロモーションビデオのように本格的な動画が作れなくても、従来のポスターの内容にスライドショーのような動きをつけるだけでも大きな効果を発揮するでしょう(パワーポイントでもつくれます!)。

コンテンツ管理が簡単、タイムスケジュールも組める

例えば店舗が複数ある場合でも、Wi-fi環境さえあればPC一台ですべてのサイネージを管理できます。店舗ごとに流すコンテンツを変えることはもちろん、急な修正や差し替えが発生した場合でもPCの操作ですぐに更新が可能です。また、日付や時間帯によって流すコンテンツを変えるような設定もできます。ターゲットを想定して一番リーチしやすい時間帯に各ターゲットごとのコンテンツに切り替わるように設定しておけば効率的に販促プロモーションをおこなうことができます。

スマートフォンアプリやSNSとの連携

これもデジタルサイネージならではの特性です。デジタルサイネージはインターネットに接続することができるため、SNSやスマートフォンアプリなどと幅広く連携することができます。たとえばデジタルサイネージの画面をスマホで読み込んでデジタルクーポンを発行するなどの連動型コンテンツも徐々に増えつつあります。

導入前に抑えるべきポイント

デジタルサイネージを利用した販促

では、どのようにすれば上で説明したようなデジタルサイネージのメリットを販促に活かせるのでしょうか?

「何をデジタル化したいのか」を考える

販促活動を「店頭での来店誘導 → スタッフによる対応 → 商品の情報提供 → 購入」という顧客行動の流れに沿って考えてみましょう。販促の目的でデジタルサイネージ活用を考える場合、それぞれの流れの中で「何の役割をデジタルサイネージに任せるか」を考えることが重要です。以下、デジタルサイネージを活用することで期待できる効果やメリットを挙げてみます。

来店誘導

動画やスライドショーのような動きのあるコンテンツを流せるデジタルサイネージは、例えば店頭でのアイキャッチにも有効です。セール情報やイチオシ商品のPR、飲食店であれば店内の雰囲気や調理の様子を流したり、通常の看板やポスターではできない幅広い訴求が可能です。ただし店頭に置く場合は様々な要素を考慮する必要があります。歩行者の動線や視線の動き、歩く速度などを意識した設置方法とコンテンツを用意すれば、大きな集客効果が期待できるでしょう。

販売促進

デジタルサイネージは場所や時間帯で表示するコンテンツを変えることができるので、ターゲットに対してよりきめ細かい訴求が可能になります。たとえば季節や時間帯ごとに重点販売商品のタイムセールを実施する場合などには大きな効果を発揮するでしょう。

業務の手間・コストの削減

デジタルサイネージはポスターやPOPのような印刷・張り替えが不要です。コンテンツの更新はPC上でかんたんにでき(もしくはUSBデータを差し替え)、労働コストの削減が可能です。また、店内面積が広かったり、多数の商品を扱うような店舗ではデジタルサイネージによる店内・商品案内も効果的です。この場合に多いのがタッチパネル式のデジタルサイネージで、ユーザーが自ら知りたい情報にアクセスできるため、購買満足度向上にもつながります。店舗スタッフの接客負担軽減にもなりますね。

インバウンド対策

外国人観光客に対しても多言語での情報発信ができます。近年日本を訪れる観光客は急激に増加しており、そうしたインバウンド需要を取り込むことも売上UPには欠かせない要素になってきています。近年はAI搭載型のデジタルサイネージも実用化されつつあり、音声でインタラクティブにコミュニケーションができるものも登場しています。

スマートフォンアプリとの連携

いまや誰もが持ち歩くスマートフォンと連携させることで、一方向的な情報発信ではなく、消費者とのコミュニケーションが可能になります。もちろん運用に至るまでの開発経費はかかりますが、長期的な販促計画として検討の余地はあると言えるでしょう。

目的と運用計画を考える

上記のように、デジタルサイネージは店舗の販促のあらゆるシーンで有効です。しかし上で挙げたすべてをデジタルサイネージで実現しようとするのは、予算の問題などで難しいこともあるでしょう。そこで大切になってくるのが、導入前に目的と運用計画を立てること。「ターゲットは誰か」「店舗の売上UPへの課題は何か」そして「デジタルサイネージでどうやってそれらの課題を解決するか」をしっかり考えた上で導入すれば、最大限の費用対効果を引き出せるでしょう。

コンテンツの質は不可欠な要素

デジタルサイネージ デザイン

計画を立てて導入したデジタルサイネージ、その後の運用も重要です。動画を流せたりたくさんの情報量を発信できる反面、伝えたい情報が整理できずに逆に伝わらないということにもなりかねません。ここでも「誰に」「何を」伝えたいのかをはっきりさせておくことが重要です。

コンテンツ制作の方法①:制作会社に依頼する

メリットとしては、質の高いデザインが手に入る点です。プロのデザイナーに任せれば見栄えもよくわかりやすいコンテンツが手に入るでしょう。しかし依頼する側の頭の中に「コンテンツのターゲット」と「伝えたい内容」が明確でないと、本当の意味で伝わるコンテンツにはなりません。デザインは奥が深く、ただ依頼する場合でも押さえておくべきポイントがあります。他の記事にも詳しく解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

関連記事:【デザイナー直伝】コンテンツを外注する前に知っておきたいポイントはこれ!

コンテンツ制作の方法②:自作する

自分でコンテンツを作るのもアリです。ただこの場合、伝わるコンテンツをつくるにはそれなりのデザインの知識とスキルが必要になってきます。レイアウト、色、言葉の選び方など、わかりやすいデザインを決めるための要素はたくさんあります。「本格的なオリジナルコンテンツを自分で作りたい!」という方はテンプレートを使ってみるのもオススメです。

【デザイナーによるサイネージ専用テンプレート】DDS TEMPLATE

まとめ

デジタルサイネージは店舗の販促でも効果を発揮します。しかし「なんとなく良さそうだから!」というだけで導入するのでは、そのメリットを十分に活かしきれない恐れがあります。この記事で解説したようなデジタルサイネージの特性を理解した上で「どんな目的で、何を改善したいのか」を明確にすることが重要です。店舗によって抱える課題や最適な販促手段は変わってきますので、まずは現状を分析することが大切です。

そして導入後の運用は「コンテンツの質」が重要になってきます。お客様が見てわかりやすいコンテンツは妥協できないポイントです。制作会社に依頼したり、テンプレートを利用するなど徹底的にこだわっていきましょう。「コンテンツはデジタルサイネージの命」です!

  • デジタルサイネージの特性、メリットを理解する
  • 店舗が抱える販促の課題を分析する
  • デジタルサイネージは目的と運用計画を立てた上で導入する
  • コンテンツには徹底的にこだわる

今週よく読まれている記事