売上UPはどんなお店にも共通するテーマです。そしてそのアプローチの方法も様々ですが、デジタルサイネージも使い方によっては大きな販促アイテムになります。
今回は小売店に注目し、売上UPにデジタルサイネージがどのように活用できるかを解説します。
集客力をあげる
新規客を呼び込む
売り上げUPのために新規の顧客をつかむことは重要です。まっさきに思い浮かぶのはWebやSNSを活用したプロモーションですが、「お店の前を通る人」も忘れてはいけない『見込み客』です。店頭に看板やポスターを貼っているお店も多く見かけますが、ちょっと考えてみてください。いったい、どれくらいの人が看板やポスターに気づくでしょうか?あなたが道を歩いている時を想像してみてください。一人で考え事をしながら歩いているかもしれませんし、友人との会話に夢中になっているかもしれません。そんな時、道の脇にある看板やポスターに気づきますか?たまたま通りがかる人たちにお店に入ってもらうためには、まずお店の前で足を止めてもらわなければなりません。そのキッカケの一つとして、お店の前に置く告知ツールに注目してみましょう。もう一度想像してみてください。
・ポスターを看板に貼って置いているお店
・ディスプレイを置いて、スライドショーや動画を流しているお店
どちらが歩いている人の視界に入りやすいでしょうか?もちろん「動きがある」方が、たとえ見ようと意識していなくても“つい目に入って”しまいますね。これを「強制視認性」と言い、デジタルサイネージの大きな特徴です。普通の広告にスライドショーにような動きをつけたり、動画を流したりできるデジタルサイネージは、店頭のプロモーションで大きな力を発揮します。
新規来店の第一歩は『5秒ルール』
歩いている人が店頭の広告を認識してから通り過ぎるまでの時間は約5秒です。この短い間に「おや、なんだろう?」と興味を持ってもらうことが新規来店への第一歩。接点のない顧客に興味をもってもらうチャンスは一瞬です。だからこそ動くコンテンツで訴求できるデジタルサイネージは、看板やポスターよりも効果的なのです。
購買率を上げる
お店にお客様が入ってきました。次の目標は「商品を買ってもらう」ことです。お客さんに「買いたい!」と思ってもらうためにどうすればよいのでしょう?様々なアプローチがありますが、ここでは「店舗滞在時間」に注目して考えてみましょう。
店舗滞在時間とは
文字通り「お店に滞在する時間の長さ」です。一般的に、滞店時間が長いほど購買率は高くなる傾向が研究によっても示されています。長くお店の中に居ればいるほど、それだけ多くの商品を目にする機会が増え、その結果購買率も上がる、ということですね。滞在時間を長くするためには様々な方法があります。例えばお客に目当て以外の商品にも注目してもらえるように商品棚のレイアウトを変えたり、お店の雰囲気に合わせたBGMを流すといった工夫も挙げられますね。そして近年、デジタルサイネージを活用して滞在時間を延長する方法が注目を集めています。
デジタルサイネージをこう使え!
店内のPOPに動きをつける
デジタルサイネージならキャンペーンなどのPOPに動きをつけられるので、よりお客様の注目を集めることができます。こジタルサイネージならセールやキャンペーンなどの情報もよりインパクトのある動きで伝えることにより、目当ての商品以外にも注目してもらえるチャンスが生まれます。最近では空間演出としてデジタルサイネージを導入するお店も増えてきていますね。
商品のすぐそばに小型ディスプレイを置く
ドラッグストアなどでよく見かけますが、小型ディスプレイを商品のすぐそばに置くのも効果的です。この記事を読んでいるみなさんも、通常なら素通りしてしまうところを、「商品棚に流れる商品動画を見て足を止めてしまった」という経験はありませんか?おすすめ商品をより目立たせる方法としても効果的です。
お客様が欲しい情報をその場で提供する
「おすすめ商品がたくさんある」「店内が広すぎてお客様が目当ての商品を見つけられない」といった場合には、タッチパネル式のデジタルサイネージも選択肢のひとつです。お客様が知りたい情報をその場で提供することで快適に店内を見て回ることができ、さらに「自分で目当ての商品を探した、購入した」という購買満足度の向上も期待できます。スタッフの接客負担軽減にも繋がりますね!多言語対応も可能なので、海外からの観光客も安心して買い物を楽しむことができます。
こうした工夫が滞在時間の延長に繋がり、お客様に快適な購買体験を提供することができます。するとそのお客様がリピーターになってくれたり、口コミで新たな顧客獲得も期待できるのです。
コストや作業負担軽減も!
印刷コスト、張り替えの手間なし
デジタルサイネージのもう一つのメリットが「コスト削減」です。ポスターと違い印刷コストもかからず、POPを張り替えるといった作業の手間もありません。ネットワーク型のデジタルサイネージなら、PC1台で複数のディスプレイを一括管理することも可能です。頻繁にキャンペーンや告知内容を変えるお店なら特にデジタルサイネージによるコスト削減が見込めます。
デジタルサイネージに流すコンテンツに悩んだら、テンプレートを使ってみるのもおすすめです。
まとめ:デジタルサイネージは小売店でも活躍する
売上を上げるためのアプローチはたくさんありますが、ここまで紹介したようなデジタルサイネージの活用もとても効果的です。もちろんお店によってターゲットや商品も異なるためそれぞれに適した対策を検討すべきですが、デジタルサイネージも選択肢のひとつとして覚えておくと良いかもしれません。
- デジタルサイネージなら広告に動きがつけられ、より目立つ
- 売上UPのキーワードは店舗滞在時間、デジタルサイネージを効果的に使おう
- コスト削減効果も期待できる