徹底考察!デジタルサイネージのメリット〜飲食店編〜

こんにちは!ライターの阿部です。

デジタルサイネージは生活のあらゆるシーンで浸透はじめています!ビジネスシーンで活用する企業やお店も徐々に増えてきましたが、中には「気になっているけど、どんなメリットがあるの??」という疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでデジタルサイネージ導入のポイント・メリットを、数回にわけて業種別に解説していきたいと思います!

今回のテーマは飲食店!最近は大手チェーン店以外に、個人で開業するお店も増えていますね。インバウンド需要も高まるなか、宣伝・PRはこれまで以上に重要なキーワードです。いったいデジタルサイネージ導入にはどんなメリットがあるのでしょうか?

どんなメリットがあるの?

メリット1. 通りがかりの人に効果的にPRできる

初回来店のきっかけ、その大半は「飛び込み」

ほとんどの飲食店で重要なテーマである“新規客”。テレビや雑誌など宣伝方法は様々ですが、「お店の前を通る人」へのアプローチも見逃せません。日経MJ調査による『お気に入りの店を探し出した方法』では、はじめてのお店へ入ったきっかけは「飛び込みで」と答えた人が40%以上を占めました。この記事を読んでいるあなたにも、「街を歩いていて、店頭の看板を見てお店に入った」という経験がありませんか?通りがかりの人を新規来店につなげるための第一歩として、店頭での“目を惹く宣伝”はとても重要なのです!

店頭広告のキーワードは『5秒ルール』

ここで店頭での宣伝で重要なポイント。道行く人は歩いて「移動」しています。そのスピードを考えると、広告が歩いている人の視界に入り、その広告の前を通過するまでの時間は約5秒間。5秒でその人の目を惹き、「このお店、なんだろう?」と立ち止まってもらうことがはじめの第一歩になります。この『5秒ルール』が店頭広告の最重要ポイントです。
たった5秒、されど5秒。この短い時間で興味を持ち、お店の前で立ち止まってもらうことができれば、その広告はじっくり見てもらえます。そこでさらに心を掴むことができれば、新規来店というゴールはもう目の前。そしてこの『5秒ルール』で最大限に効果を発揮できるのがデジタルサイネージなのです。
 
歩行中の人が看板広告を見ることのできる時間

店頭での宣伝、デジタルサイネージならこんなメリットが!

デジタルサイネージの大きな特徴のひとつが「静止画の切り替え、動画再生ができること」です。ごく短い時間での訴求が求められる店頭広告では「動きのある宣伝」の方が圧倒的に目を惹きます。スライドショーのようにおすすめメニューの大きな写真を切り替えて表示することも、プロモーション動画を流すことも、デジタルサイネージなら可能です。

さらに、時間帯に応じて広告内容を変えるこも大切です。曜日や時間帯によって、店の前を通る客層も変わってきますよね。昼間は若者が多く、夕方以降は仕事帰りのサラリーマンが増える…といった具合です。そうなると店の前を通るターゲットによって店頭広告の内容を変えた方が、より興味をもってもらえる確率は上がります。あらかじめターゲット毎の広告コンテンツを用意しておき、曜日や時間により広告が自動で切り替わるような設定も、デジタルサイネージなら簡単です。

メリット2. 業務の効率化

デジタルサイネージ導入は業務の効率化にもつながります。
何を言っても飲食店の主役は提供する料理や飲み物。営業時間以外の仕込みが何よりも大切な仕事です。だからこそ、それ以外の省ける作業や時間はできるかぎりなくしたいですよね。(私も飲食店で働いた経験があり、当時はいかに無駄な仕事をなくすか四苦八苦していました…)

時間とコストの削減

まず、デジタルサイネージはディスプレイに広告を表示するだけなので、広告を印刷する費用がかかりません。PCなどで広告の編集・更新も簡単です。誤字脱字の修正もすぐにできて楽々です。これまではいちいち手間だった広告を張り替えるといった作業も不要になりますね!
 
コスト削減

広告スペースがすっきり

紙の場合、宣伝したい内容が多ければ多いほどチラシやポスターを貼るスペースが必要ですが、広告内容を切り替えることができるデジタルサイネージは、ディスプレイを1台置くことができればそれ以上のスペースは要りません。お客様から見たときにもすっきりスマートな印象を与え、宣伝内容に集中しやすくなるのもメリットですね!

飲食店にオススメのデジタルサイネージは?

はじめての導入には『スタンド型』

デジタルサイネージと言ってもその種類はたくさんあります。ディスプレイに広告を表示して流すだけのタイプや、タッチパネル対応で見る人が操作できるタイプなど多種多様です。
飲食店で導入する場合に一番多いのが、置くだけタイプの『スタンド型』。ディスプレイをスタンドに取り付けるというシンプル構造の「イーゼル型」が代表的です(イーゼルとは美術のデッサンで使われるキャンバス用のスタンド)。設置工事も不要で電源さえ確保できれば移動もできるので使い勝手も良く、シンプルな構造ゆえに導入コストも比較的抑えらます。はじめての方はまずはこのタイプで効果を検証してみるのも良いかもしれませんね。

屋内と屋外で仕様が違う

ただし屋外で使用する場合はディスプレイの仕様が違ってきます。これには「画面の明るさ(輝度)」が関係しており、屋内に設置する場合は問題ありませんが、屋外に設置する場合は昼間の太陽の下でも見える高輝度(1,500cd(※)以上を推奨)のディスプレイが必要です。また、雨に濡れることも想定して防水・防塵対応であることも必須ですね。
ほかにも壁に取り付けたり、天井から吊るすタイプのデジタルサイネージもあります。宣伝したいターゲットを考え、目的に一番合ったタイプを選ぶことが大切です。
※cd:輝度を表す単位で、「カンデラ」と読みます

広告の中身(コンテンツ)も大切!

当然のことではありますが、デジタルサイネージを導入したあと“どう運用していくか”が一番大切なことです。動画広告を流せることも、これまでかかっていた手間やコストを削減できることも大きなメリットですが、デジタルサイネージの本来の目的『相手に伝えること』にあります。相手に伝わる広告(コンテンツ)があってはじめて、デジタルサイネージもその実力を発揮するのです。特に店頭広告という活用シーンを考えた場合、上にも書いたように“5秒間”で相手の心に響く説得力のあるコンテンツが必要です。

「文字や画像のレイアウトはわかりやすいか?」
「歩く人の目を惹くには、何秒で画面が切り替わるのがベストなのか?」
「広告の前で立ち止まってくれたあと、どうすればお店の魅力を伝えられるか?」

考えるべき要素はたくさんありますが、要は見る人に伝わる「わかりすいデザイン」が大切ということですね。
 

まとめ

導入やコンテンツ制作に関して不明点がある方、もっと詳しく知りたい方にはご相談も承っております!お気軽にお問い合わせください。

  • 新規客の取り込みを狙うならデジタルサイネージが効果的
  • チラシやポスターに比べ、コストや手間を削減できる
  • おすすめは「イーゼル型」!ただし導入の目的・用途をはっきりさせる
  • コンテンツ制作のキーワードは『デザイン』

 

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