デジタルサイネージを用いた広告宣伝は、今後さらに加速していくでしょう。しかし、デジタルサイネージを新規導入する際、安さだけで選ぶと十分な広告宣伝効果や機能を発揮できず、「費用がかかっても適切な機種を選べば良かった」と後悔することになります。サイネージの価格が高いか安いかだけでなく、自分たちにとって最適な機能を備えたデジタルサイネージを選ぶことが設置後の満足度を大きく左右します。
今回は、デジタルサイネージを選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
1)デジタルサイネージ本体
まずデジタルサイネージ本体の選び方です。一般的にデジタルサイネージの画面サイズが大きくなると価格は高くなりますし、解像度や輝度が高い製品も価格が高くなります。特に輝度は重要で、デジタルサイネージの画面の明るさはcd(カンデラ)という単位で表し、数字が大きいほど明るい画面であることを示しています。価格だけで小さな画面、低い輝度の製品を選ぶと視認性が不十分になる恐れがあります。
また、屋内用よりも屋外用の方が価格が高くなります。これは一般的に屋外用の方が輝度の高いディスプレイが使われていたり、筐体に防塵防水機能が備わっているためです。
ただ、下記記事でもご紹介しているように、屋外設置の代わりに屋内用デジタルサイネージを窓際に設置することで費用を抑える方法もあるので、プロに相談しましょう。
そして、形状ですが、自立型よりも壁掛型の方が低価格で導入できます。自立型の見た目に拘らないのであれば、壁掛型+自立スタンドというのも1つの方法です。防水防塵機能を備えた自立スタンドは少ないので、屋外に設置する場合はご注意ください。
2)設置金具・スタンド
次に設置方法についてです。設置用金具だけであれば壁掛型が最も安いのですが、施工費用全体を考慮すると設置場所によっては自立スタンドの方が安価なこともあります。また、天井からデジタルサイネージを吊る場合は、落下を防止するために複数の金具を組み合わせるためトータルの価格も高めになります。
また、木製スタンドをはじめとする見た目がオシャレなスタンドは一般的に価格が高くなりますが、見た目を最優先に考えている場合などはオススメしたい選択肢です。
3)防塵防水性能
屋内用の場合はさほど問題ありませんが、屋外用のデジタルサイネージを選定する上で価格を大きく左右するのが防塵防水性能です。DDSではIP55とIP65の2種類をご用意しています。一般的に価格が高いのは、もちろん防塵防水性能に優れたIP65です。
屋外使用の場合はIP55ではなく、より防塵性能が高いIP65を導入すべきとされていますが、雨がかかる程度ならIP55でも十分屋外使用に耐えられます。ただし、熱が籠もりやすい環境下や強風や潮風に晒される海沿いなどはIP65以上が必須です。
また、クラウド配信用のSTBをデジタルサイネージ筐体内に設置する場合は、筐体内の温度管理が重要です。デジタルサイネージの本体価格をアップさせてでも、筐体内にエアコンが設置されているIP65のデジタルサイネージにした方が、設置後のトラブルを回避できるでしょう。
4)更新方法
更新方法については、基本的にUSB更新かクラウド更新のどちらかになります。
USB更新は、USBメモリがあればコンテンツ更新作業における追加費用はかかりません。ただ、コンテンツを更新したいデジタルサイネージに直接挿して更新する必要があるので、デジタルサイネージが離れた場所にある場合や複数台ある場合は、手間がかかり時間も要します。
クラウド更新は、オフィスにあるパソコン1台で離れた場所にあるデジタルサイネージのコンテンツを更新できます。デジタルサイネージを複数台運用している場合は、コンテンツの一括更新が可能になり、手間も時間も最小限で済みます。ただし、運用開始時にSTBの購入やインターネット環境を準備するために費用が必要です。また、クラウドシステムの利用には毎月の利用料がかかります。
5)オプション
DDSのデジタルサイネージにはさまざまなオプションがあります。サイネージ筐体のカラー変更や企業ロゴマークの追加、タッチパネル対応など、ご要望に応じてオプション追加が可能です。もちろん別途費用が必要ですが、注目度アップ、企業ブランディングの浸透、利便性の向上など、追加によって得られるメリットも大きくなります。設置環境やどのような属性のユーザーが見るのかを考慮しながら、最適なオプションを追加しましょう。
どのオプションを発注すべきか、いつ発注すべきかなどの疑問は、DDSスタッフまでお気軽にご相談ください。
満足度の高い導入をめざすならプロに相談を!
デジタルサイネージの導入満足度を高めるには、サイネージを選ぶ際に価格重視なのか、機能性重視なのか、見た目重視なのか、耐久性重視なのか……重視するポイントを決めることが大切です。プロに相談する場合は重視するポイントに加え、設置場所や表示したいコンテンツ、予算などを伝えれば、最適なデジタルサイネージや設置方法を提案してくれますし、導入後の満足度も高まります。ぜひお気軽にご相談ください。
DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力やクリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案し、さまざまな業種のお客さまにデジタルサイネージを納品してきました。屋外での設置やビル内の設置など、設置実績も豊富です。DDSは、デジタルサイネージに関する製品や設置に関する企画提案から施工工事、運用時のコンテンツ作成まで、ワンストップでサポートいたします。また、クライアントさまにとって最適なデジタルサイネージソリューションをトータルにご提案いたします。デジタルサイネージ導入でお悩みの企業さまや店舗さま、施設さまは、ぜひお気軽にDDSにご相談くださいませ。