効果的な販促・集客ツールとして使われているデジタルサイネージですが、外国人観光客に対応するため、いわゆるインバウンド対策ツールとして活用している事例も多くあります。
一概にインバウンドと言っても近年は訪日外国人の国籍も幅広くなっており、国籍や言語に関係なく訪れた人全員に満足していただくには多種多様な工夫が必要となっています。特に多いのが、インバウンドのお客さまが言葉の壁で不自由さを感じてしまうケース。そうした不自由さをはじめとしたさまざまな問題を解消するため、デジタルサイネージは最適です。
今回は、インバウンド対策としてデジタルサイネージを導入するメリット、その利用例などをご紹介します。
インバウンド対策でデジタルサイネージを導入する3つのきっかけ
1)非接触で対応できることを増やしたい
外国人観光客の方が安心してサービスを利用できるように、非接触でできることを増やす取り組みが広がっていくでしょう。
2)国内外での旅行業復活により集客力をアップさせたい
新型コロナウイルスの感染状況が収束することにより、今後は国内外の旅行業が復活してくることが予想されます。そうなると、より多くの情報を美しい映像を用いて発信することが、魅力訴求につながると考えられます。
3)旅行情報や日本の食文化を多言語で伝えたい
新型コロナウイルスの収束後、観光地や飲食店はコロナ禍前より、訪問者数の増加が予想されます。しかも今後は、旅行情報や日本の文化を伝えるには、2~3カ国語の表記では不十分で、4~5カ国語の表記が必要になるでしょう。
インバウンド対応でデジタルサイネージを導入する5つのメリット
1)1台で多言語対応が可能
言語選択項目を用意することで、多様な言語表記に対応することが可能です。印刷物のように同じ内容の情報を多言語で1ページに収める必要がありません。
2)設置場所の自由度が高い
デジタルサイネージは自立型や壁掛け型など、設置場所に合わせて多様なタイプがあるので設置場所を選びません。さらに最近はポータブルバッテリー内蔵のデジタルサイネージも登場し、コンセントから離れていても問題ない製品もあります。電源ケーブルがないので、人が多く集まる場所に設置しても、危険性が低いことも魅力のひとつです。
3)コスト削減に貢献
デジタルサイネージは、印刷物のように印刷費が必要ありません。言語ごとに印刷したものを用意しなくてもいいので、コスト削減にも効果的といえるでしょう。
4)高い利便性
デジタルサイネージは、情報の更新をリアルタイムかつ簡単に行えます。USBメモリの差し替えはもちろん、インターネット環境とSTBなどのクラウド管理システムを導入すれば、本部のパソコンから一括で即座に情報更新することも可能です。あらかじめ、イベントやツアー旅行の予定が分かっている時に、効果的なコンテンツに入れ替えることも簡単にできます。
5)情報を分かりやすく視覚的に
デジタルサイネージならスライドや動画を使えるので、情報をより視覚的に分かりやすく見せることができます。日本の綺麗な風景を映像で届けることで、旅行の期待感を高めることもできるでしょう。
デジタルサイネージの活用が効果的な場所
1)観光案内所
観光地情報を3カ国語以上で表記する必要が出てきていて、印刷物での多言語表記が難しくなってきています。デジタルサイネージであれば、そのような懸念を解消しつつ、動画での案内も可能になります。
2)交通機関
イベント情報を発信する際、急な時間変更や満員表記など、時々刻々と変化する情報をリアルタイム更新できると非常に便利です。デジタルサイネージはリアルタイム更新だけでなく、混雑状況を調べて可視化することもできます。
3)飲食店
日本のそばやうどんは麺をすする習慣があることを知っていても、実践が難しい人も多いかと思います。そんな時にデジタルサイネージを使って動画で説明することで、理解してもらえ、日本文化を楽しんでもらうことにつながるのではないでしょうか。
デジタルサイネージが日本の観光産業を活性化する
今後、旅行業が再び活性化し、日本全体にこれまで以上のインバウンド対応が求められる時期がやってくることは間違いありません。そうした時に、デジタルサイネージが多言語での集客ツール、コミュニケーションツール、あるいはお客さまに寄り添った情報を発信するツールとして、観光地や外国人客が多い店舗などでさらなる導入が進んでいくでしょう。
DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力やクリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案し、実現してきました。インバウンド対策としてデジタルサイネージを導入するお客さまに対してもさまざまなご提案を行い、導入のお手伝いをさせていただいています。デジタルサイネージ導入でお悩みの企業さまや店舗さま、施設さまは、お気軽にDDSにご相談ください。クライアントさまにとって最適なデジタルサイネージソリューションをトータルにご提案いたします。