近年、街中やイベント会場で見かけることが増えてきた、リュックのように背負うバックパック型サイネージは、人が移動しながら広告を届けることから、“歩く広告塔”として注目を集めています。しかし、「どのような場面で効果があるのか」「導入するメリットは何か」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回、バックパック型サイネージの基本的な仕組みから、実際の活用方法、導入によるメリットを分かりやすく解説します。
バックパック型サイネージとは?
バックパック型サイネージとは、ディスプレイを背負い、移動しながら広告配信ができるデジタルサイネージです。従来の固定型広告とは異なり、人の動きと連動して情報を届けられるため、高い視認性とターゲットへの直接訴求が可能です。
バックパック型サイネージの4つの特徴
1. 移動しながら広告配信が可能
バックパック型サイネージの最大特徴は「サイネージはそのものが動く」です。人の移動に合わせてバックパック型サイネージが街中を回遊するため、特定の場所に依存せず、広範囲に情報を届けることが可能です。特にイベント周辺や繁華街など、人の流れが多いエリアでは配信されるコンテンツが高い効果を発揮します。
2. 屋内外で活用できる柔軟性
バックパック型サイネージは、設置工事が不要なため、屋外の街頭プロモーションだけでなく、商業施設や展示会場などの屋内でも場所を選ばず柔軟に活用できます。
3. 動画・静止画の表示対応
一般的なデジタルサイネージと同様に、バックパック型サイネージは動画や静止画の表示も可能です。特に動画コンテンツは動きと相性が良く、視覚的なインパクトをさらに高めて、短時間でも印象に残ります。
4. 視認性が高く注目を集めやすい
バックパック型サイネージは人が背負って移動するという非日常性に加え、ディスプレイによる発光・映像表現が組み合わさることで、自然と視線を引きつけます。“気づかれやすい広告”ともいえます。
バックパック型サイネージの導入4つのメリット
バックパック型サイネージは、従来の据え置き型サイネージにはない柔軟性と高い訴求力を兼ね備えており、効率的なプロモーションを実現できます。導入によって、主に4つのメリットがあります。
1. 広告接触機会を増やせる
バックパック型サイネージを背負って、人が移動しながらコンテンツを表示するため、特定の場所に依存せず、多くの通行人と接触する機会を生み出せます。人通りの多いエリアを狙って、自然な形で認知拡大につなげます。
2. 場所に縛られない柔軟な運用
バックパック型サイネージは固定設置が不要なため、イベント会場や商業施設、街頭など、時間帯、ターゲットや目的に応じて自由に場所を変えながら運用できます。
3. 低コストで高いインパクト
大型看板や常設サイネージと比較して、バックパック型サイネージは設置工事や場所代が不要なケースが多く、コストを抑えながらも強い印象を与えます。
4. SNS拡散による二次効果
バックパック型サイネージに放映されたユニークな見た目や動きのあるコンテンツは、通行人に撮影・投稿されやすく、SNS上で拡散される可能性があります。現地での接触だけでなくオンライン上でも認知が広がる“二次効果”が期待できます。

バックパック型サイネージ 導入費用
- サイネージ本体
- 通常装備バッテリー付属
- 連続稼働時間:約2時間程度
※本体のサイズや仕様によって、本体価格とバッテリの稼働時間は変動します。
- タッチ操作機能の追加
- 予備バッテリーの追加
- 本体カラーの変更、など
※詳細のオプションについて、DDSまでお問い合わせください。
【比較表】据え置き型サイネージ vs バックパック型
用途によって得意な領域が異なります。据え置き型と比較して、バックパック型の強みと弱みを整理しましょう
【比較表】据え置き型サイネージ vs バックパック型
| 比較項目 | 据え置き型サイネージ | バックパック型サイネージ |
| 設置形態 | 屋内・屋外に固定/据え置き設置 | 人が背負って移動 |
| 稼働時間 | 長時間の連続稼働が可能(電源供給前提) | 制限あり(数時間) |
| 視認性 | 設置環境に左右される | 動きで注目を集めやすい |
| アプローチの柔軟性 | 低い その場で見せる設置場所の来訪者に限定 |
高い 移動して届ける人の流れに合わせて広範囲に訴求 |
| 運用の特徴 | ・電源・営業時間に依存 ・安定した長時間配信 |
・バッテリー容量・スタッフの体力に依存 ・短時間集中型の運用 |
バックパック型サイネージの注意点と対策

バックパック型サイネージは、動きながら広告を届けられる点が魅力ですが、人が背負って運用するため、いくつかの注意点もあります。効果をしっかり発揮するためには、あらかじめポイントを押さえておくことが大切です。
① 稼働時間の制約(バッテリー)
バックパック型サイネージは内蔵バッテリーで稼働するため、長時間の連続使用には制限があります。
明るい画面で動画を再生し続ける場合、一般的な稼働時間は約2〜8時間程度です。1日を通して使用する場合は、予備バッテリーの準備や、混雑する時間帯に合わせた運用が必要です。短時間に集中して使うのが効果的です。
② 運用負荷(スタッフの体力)
バックパック型サイネージはモニターとバッテリーを含めると、総重量は約11kg〜16kg程度になります。
長時間背負うと負担がかかるため、スタッフの交代制や複数人でのローテーションを前提に運用する必要があります。無理のない人数とシフトで運用するのが基本です。
③ 使用環境条件(天候の影響)
バックパック型サイネージは屋外での活用が多い一方で、すべての機種が完全防水ではありません。特に雨天時は運用リスクが高まります。
防塵・防水対応(IP規格)モデルの選定や雨天時の運用ルール(屋内・屋根下に限定)といった事前の対策が必要です。天候に合わせて使い方を調整することが大切です。
バックパック型サイネージに関するよくある質問(Q&A)
Q:映像(動画)はどのように本体に取り込みますか?
A:バックパック型サイネージは移動しながら使用するため、LANケーブルなどの有線接続は行いません。事前にUSBメモリに動画データを保存して本体に挿入する方法や、専用アプリを使ってスマートフォンからWi-Fi経由で映像を転送する方法が一般的です。
Q:バックパック型サイネージは女性でも背負えますか?
A: はい、女性でも背負って使用できます。
ただし、機材の総重量は一般的に約11kg以上あるため、長時間の連続使用には負担がかかる場合があります。そのため、こまめに休憩を取りながら、複数人で交代して使用するなど、稼働時間を区切った運用が必要です。
Q:数日間のイベントだけで使用したいのですが、レンタルは可能ですか?
A:はい、短期イベント向けのレンタルプランをご用意しております。
展示会やポップアップストアなど、短期間のご利用にはレンタルがおすすめです。また、「まずは試してみて、効果があれば購入を検討したい」といったご相談にDDSも対応しております。
バックパック型サイネージ!向いている企業・向いていない企業

バックパック型サイネージは、すべての企業に適しているわけではありません。効果を最大化するためには、効果を出すためには、自社に合った使い方かどうかを検討することが大切です。特に「人の流れに合わせて広告を届けたいか」「短時間で認知を広げたいか」といった点が、導入の判断ポイントになります。以下の表では、向いている企業と向いていない企業の違いを分かりやすく整理しています。
バックパック型サイネージが向いている企業・向いていない企業
| 判断軸 | 向いている企業 | 向いていない企業 |
| 集客方法 | 人が集まる場所で集客したい | 特定の場所で待つ集客 |
| 運用スタイル | 短時間で認知を広げたい | 長時間の常時表示 |
| アプローチ | 人の流れに合わせて広告を届けたい | 決まった場所で情報提供 |
| 人員体制 | スタッフを配置できる | 無人で運用したい |
| 目的 | インパクト・話題性重視 | 安定した情報提供重視 |
| 具体例 | イベント出展企業、飲食店、観光関連、新商品PR企業 | オフィス案内、館内表示、無人店舗、常設案内 |
まとめ
バックパック型サイネージは、人の動きに合わせて広告を届けられる新しい広告手法です。従来のデジタルサイネージとは異なり、場所に縛られず柔軟に運用できる点や、高い視認性で注目を集めやすいです。一方で、バッテリーによる稼働時間の制約やスタッフの運用負担など、事前に把握しておきたいポイントもあります。また、実際の運用では以下のようなケースで効果が出にくいこともあります。
バックパック型サイネージの失敗例
- ・人通りが少ない場所で運用してしまった
- ・動画コンテンツが地味で注目を集められなかった
- ・スタッフ不足で十分に運用できなかった
こうした点を踏まえ、「人の流れがある場所を選ぶ」「目を引くコンテンツを用意する」「無理のない運用体制を整える」ことが重要です。
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