「デジタルサイネージ、気になっているけどどんなことができるの?」
「機械やPCのことは苦手で、導入してもうまく運用できるか不安」
そんな方のために、デジタルサイネージのメリットや使い方、導入の仕方を解説しています。
デジタルサイネージのメリット
動画を流せる
ポスターや看板などのアナログメディアとの違いです。文字や写真のみの静止画では表現できないような「商品の雰囲気、質感、音声」といった情報も動画ならスムーズに伝えることができます。
印刷・張り替えの手間とコストがかからない
デジタルサイネージは印刷も張り替え作業も不要です。コンテンツの修正・変更が発生した場合もすぐに差し替えることができ、コンテンツ変更にかかる時間と労働コストを大きく削減できます。
時間帯や状況に応じて多様な訴求ができる
デジタルサイネージは流すコンテンツをあらかじめ予約・設定することができます。曜日や時間帯で流すコンテンツを自動で切り替えて、さまざまなターゲットに最適な訴求が可能です。(例えば、飲食店で昼間はランチメニューを表示し、夜はおすすめディナーを告知する内容に切り替わるなど)
デジタルサイネージの仕組み(基本的な使い方)
紙媒体にはない大きなメリットを持つデジタルサイネージですが、その仕組みはどうなっているのでしょうか?
まず、デジタルサイネージとは「ディスプレイなどの表示機器に広告などのコンテンツを表示させるもの」のことを指します。簡単に言うと「看板やポスターのデジタル版」ですね。ディスプレイに流すコンテンツは静止画なら「JPEGまたはPNG」、動画なら「MP4」が一般的です。これらのデータをディスプレイに表示させるわけですが、その配信方法によってデジタルサイネージは以下の2種類に分けられます。
USBメモリなど記憶メディアを使う(スタンドアロン型)
一番シンプルなタイプです。コンテンツを保存したUSBメモリやSDカードなどをディスプレイに挿して再生します。ネットワーク環境や専用のシステムなども不要で、ディスプレイと記憶メディアがあればすぐに使えるため比較的簡単に導入することができます。ディスプレイスタンドを使えば設置工事も不要で、移動もできます。
必要なもの
- ディスプレイ(メディアプレーヤー内蔵型)
- USBメモリやSDカードなど記憶メディア
- ディスプレイスタンド(設置方法によって必要であれば)
ネットワーク経由で配信する(ネットワーク型)
現在、一般的に普及しているのはこちらネットワーク型です。コンテンツデータをクラウド上にアップロードし、ネットワーク経由でデジタルサイネージに配信します。「複数のデジタルサイネージを一括で管理できる」「コンテンツの再生スケジュールを設定できる」など、運用する上で非常に便利なメリットがあります。コンテンツの差し替えや、時間帯ごとの再生予約も全てパソコン上で操作できます。こちらもディスプレイスタンドがあれば設置工事不要、移動も可能です。Wi-Fiなどのインターネット環境とコンテンツを受信する「STB(セットトップボックス)」という端末機器が必要になります。
必要なもの
- ディスプレイ(HDMI端子があるもの)
- STB(ネットワークからコンテンツを受信する端末、ディスプレイに接続する)
- パソコン(コンテンツ管理用)
- Wi-Fi
- ディスプレイスタンド(設置方法によって必要であれば)
※このほかにもタッチパネル式の「インタラクティブ型」がありますが、ここでは説明を省きます
デジタルサイネージの選び方
「スタンドアロン型」と「ネットワーク型」にはそれぞれのメリットがあります。デジタルサイネージを導入する場合はまずその「導入目的」をはっきりさせることが大切です。
こんな場合はスタンドアロン型がおすすめ
- 予算を抑えたい
- 必要な台数が少ない
- 頻繁にコンテンツを更新する必要がない
スタンドアロン型は「比較的低予算で導入できること」「ネットワーク環境や複雑なシステムが不要」といった、“導入のしやすさ”が大きなメリットです。ディスプレイ本体とUSBなど記憶メディア(場合によってはディスプレイスタンドも)があればすぐに使いはじめることができるため、「複数台導入する前にデジタルサイネージの効果を検証してみたい」という方にもおすすめできます。
本格的に運用したい場合はネットワーク型
- 複数のデジタルサイネージを一括管理したい(店舗が複数ある場合など)
- コンテンツを頻繁に更新する
- 曜日や時間帯で流すコンテンツを変えたい(様々なターゲットに訴求したい)
複数のデジタルサイネージを導入したり、流すコンテンツを時期や状況によって頻繁に変更したりする場合はネットワーク型がおすすめです。ネットワーク型のメリットは「PC上でコンテンツ管理ができる」「タイムスケジュールの予約もできる」ことです。複数店舗に設置したり、アパレルショップのように頻繁にセール内容が変わる場合は、コンテンツ管理が簡単にできるネットワーク型の方が効果を発揮するでしょう。Wi-Fi環境やSTBなどの専用システムの導入が必要ですが、最近はこうした環境もワンストップで導入できるサービスもあるのでそこまで身構える必要はありません。
まとめ
DDSはデジタルサイネージの導入からコンテンツ制作、運用方法までワンストップでサポートしております。デジタルサイネージ導入に興味のある方や、設置方法やディスプレイの選び方がわからずお困りの方はお気軽にご相談ください。
- デジタルサイネージ導入前に、目的をはっきり明確に
- 予算を抑えて手軽に導入したい場合は「スタンドアロン型」
- 本格的に運用したい場合は「ネットワーク型」