デジタルサイネージは雨でも大丈夫?屋外設置で失敗しない「防水・防塵性能」の基礎知識

お店の外にデジタルサイネージを置きたいけれど、「雨に濡れてショートしない?」「台風の日はどうすればいいの?」とご不安に思われていませんか?

IPxxとは?

結論から言うと、「屋外専用モデル」を選べば、土砂降りの雨でも問題ありません。 屋外用サイネージは、雨や砂埃に耐えられるよう、密閉された専用の頑丈なケース(筐体)で作られているからです。しかし、「屋根があるから大丈夫だろう」と屋内用モデルを外に置いてしまい、数日で故障してしまう失敗ケースが後を絶ちません。

今回、サイネージを屋外に置くための必須条件である「防水性能(IP規格)」の見方と、雨よりも怖い「見えない敵」についてわかりやすく解説します。

雨風に耐える証拠!「IP規格(防塵・防水レベル)」とは?

屋外用サイネージのカタログを見ると、必ず「IP55」、「IP65」や「IP66」といった記号が書かれています。
これは国際電気標準会議が定めた「ホコリと水からどれだけ守れるか」を示す保護等級です。

屋外サイネージに必要な「IP規格」の目安表

IP規格の数値 防塵性能(左の数字) 防水性能(右の数字) 屋外サイネージとしての適性
IP55 5: 機器の正常な動作を妨げるほどの粉塵が内部に入らない 6: あらゆる方向からの強い暴噴水(豪雨)を受けても有害な影響がない ◎ 屋外の標準レベル
(通常の雨風なら全く問題なし)
IP65 6: 粉塵が内部に完全に侵入しない(最高レベル) 5: あらゆる方向からの直接の噴流水を受けても有害な影響がない

◎ 屋外の高耐久レベル
(砂埃が多い場所などに最適)
IP66 6: 粉塵が内部に完全に侵入しない(最高レベル) 6: あらゆる方向からの強い暴噴水(豪雨)を受けても有害な影響がない ◎ 屋外の高耐久レベル
(砂埃が多い場所などに最適)
IP20等(参考) 保護なし、または大きな固形物のみ防ぐ 防水保護なし × 屋内専用
(故障の危険あり)

DDSの実績

IP55 冷却ファン内蔵

IP55 屋外用自立サイネージ

IP65 屋外用自立サイネージ

IP66 屋外用自立サイネージ

屋外用デジタルサイネージ

IP65 屋外用自立サイネージ

 
プロの結論
屋外にサイネージを設置する場合は、必ず「IP55」または「IP65」以上の記載がある専用機器を選んでください。

 

雨より怖い?屋外サイネージの「見えない敵」

実は、屋外用サイネージが対策しているのは上から降ってくる「雨」だけではありません。以下の2つの「見えない敵」からも機器を守る仕組みが備わっています。

① 内部の「結露(けつろ)」

冬場の窓ガラスに水滴がつくのと同じ現象です。

密閉された機器の中で温度差によって結露が発生すると、基盤がショートしてしまいます。屋外用モデルは、内部の湿度と温度をコントロールするヒーターやファンを搭載し、結露を防いでいます。

② 真夏の「熱暴走(ブラックアウト)」

直射日光を浴び続けると、ディスプレイの表面温度は目玉焼きが焼けるほど高温になり、画面が真っ黒になって壊れてしまいます。
屋外用サイネージは、この熱を逃がすための強力な冷却システム(空冷ファン、エアコンなど)を内蔵しています

屋外サイネージの「よくある失敗とQ&A」

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Q:お店の入り口の「屋根の下(軒下)」に置くなら、安い「屋内用サイネージ」でも大丈夫ですか?


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A:絶対におすすめしません。高確率で故障します。

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Q:屋内用モニターを「アクリルケース」や「自作の防水カバー」に入れて外で使っても良いですか?


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A:絶対にやめてください。

熱がこもって発火や故障(熱暴走)の原因になります。モニター自体が発する熱がケース内にこもるため、真夏でなくても数時間で画面が壊れてしまいます。屋外用サイネージが高価な理由は、単に防水カバーを被せているだけでなく、「内部の熱を外に逃がす高度な冷却システム」が組み込まれているからです。

屋外設置は「専用機器」で安全と集客を両立しよう

デジタルサイネージを外に置くことは、お店の売上を上げるための非常に強力な施策です。

しかし、初期費用をケチって屋内用を外に置き、「数日で壊れてしまい、結局高い屋外用を買い直す羽目になった…」というお客様が後を絶ちません。雨風、結露、直射日光。過酷な屋外環境を耐え抜き、24時間文句も言わずに働き続けるためには、「IP55以上の防塵・防水性能」と「高輝度(圧倒的な明るさ)」を備えた屋外専用モデルが必須です。

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