デジタルサイネージ導入は本体価格が安ければOKとは限らない?!

デジタルサイネージの導入を検討する上で、「導入費用をいかに安く抑えるか」は重要なポイントのひとつです。しかしながら、中には本体価格だけを見て最安値の機器を導入したり、初期費用を抑制した結果、デジタルサイネージの効果を充分に実感できなかったり、より低価格で導入できるチャンスを逃してしまうお客さまがいるのも事実です。

今回は費用を抑えながらデジタルサイネージ導入を成功させるために、導入費用の内訳やコストを抑えるポイントについてご紹介します。

デジタルサイネージ導入の費用感

デジタルサイネージ導入にどの程度の費用が必要かをイメージするのは、お客さまにとって難しいことかもしれません。そこで、最も一般的な43インチの屋内用液晶サイネージ導入を例に、おおまかな導入初期費用をご紹介します。

43インチ屋内用液晶サイネージの導入初期費用(概算)

<サイネージ本体>
約12〜20万円
<クラウド配信用STB端末&初期設定費用>
約3〜10万円
<設置工事費用>
設置場所によって異なる
<配送&搬入作業費用>
納品先の地域や設置場所によって変わる

設置工事費用や配送&搬入作業費用は、設置場所や納品する地域によって1万円以下から数十万円までの幅が存在するため、概算のご提示が難しいのが現実です。また、サイネージ本体価格についても屋内用は上記の金額ぐらいですが、屋外用は70万円以上、中には100万円以上する製品も少なくありません。このように導入費用の幅が大きいことが、サイネージ導入のハードルを高くしているのかもしれません。

詳細なサイネージ導入費用については、お問合せいただくのが一番です。導入の検討を始めたら、ぜひ早い段階でご相談ください。

デジタルサイネージ導入費用を決める3つのポイント

ポイント1)設置場所

屋内用の高輝度デジタルサイネージ(防水・防塵仕様)
デジタルサイネージディスプレイの明るさがどれくらい必要か、防水防塵が必要か、といった要素は導入費用に直結します。そのためには、まず設置場所を明確にすることが必要です。
たとえば、設置場所がガラス張りの入口前なら、本体を屋内に設置してディスプレイ画面を屋外に向ければ、コストが低い屋内用サイネージディスプレイでも屋外にいる人々が閲覧できるので、導入コストを低く抑えられます。

ポイント2)サイネージを導入する目的


デジタルサイネージを導入する目的を明確にすることが、最適なデジタルサイネージを導入する大きなカギになります。
たとえば、施設内の案内目的ならタッチ操作可能なサイネージディスプレイ、臨場感のある映像や料理・アートといった繊細な表現が必要なコンテンツには4Kディスプレイ。コンテンツが文字やイラストが中心の場合は、一般的な2Kディスプレイを用いるなど、用途に合った機種を選ぶことで費用対効果を最大限に高めることができます。

ポイント3)コンテンツ更新の方法

導入後のコンテンツ更新方法も導入コストを大きく左右するので、早めに決めておくことをおすすめします。たとえば、スタンドアロン型かクラウド型かを決めておくことは非常に重要です。

スタンドアロン型はネットワークに繋げずに単独で稼働しているサイネージで、運用費は安いですがコンテンツ更新のたびにUSBメモリをサイネージに挿して読み込ませる必要があります。
対してクラウド型はインターネットなどのネットワークを使い、離れた複数の拠点に簡単かつ同時にコンテンツを配信し、離れた場所にある1台の端末から拠点や時間ごとに配信コンテンツを変えることができますが、毎月のクラウドシステム利用料が必要です。

ランニングコストだけに翻弄されないよう注意!

デジタルサイネージ導入費用を考える上で、忘れがちなのがランニングコストです。初期費用を下げることだけを考えていると、導入後のランニングコストが必要以上に高くなるなど、デジタルサイネージ導入の効果を半減させてしまう可能性があります。中でも多いのが、複数店舗に設置したデジタルサイネージのコンテンツ更新をクラウド型ではなくスタンドアロン型で管理しようと考えるお客さまです。確かにクラウド型の場合はネットワーク関連機器が必要なため初期費用が高くなりますし、サブスクリプションタイプのクラウドシステムを利用するので、毎月一定額の利用料がかかります。
しかし、こうした初期費用や毎月の利用料を削減しようと考えてスタンドアロン型のデジタルサイネージを選択してしまうと、後述するような『見えないコスト負担』が大きくなり、デジタルサイネージを最大限に活用できなくなる可能性もあります。

 複数台のデジタルサイネージコンテンツをスタンドアロン型で手動更新するデメリット

 ・サイネージ台数が多いほど、手動による労力や人件費・時間がかかる
 ・間違った価格情報や文字の誤りの修正反映にタイムラグが発生する恐れがある
 ・機器にエラーや放映トラブルが発生した場合、すぐに気づけず機会損失が発生する

2〜3台程度のデジタルサイネージであればスタンドアロン型でも運用可能ですが、DDSでは5台以上のコンテンツを管理する場合はクラウド型での運用をおすすめしています。

デジタルサイネージは本体価格だけでなくトータル費用での検討が重要

デジタルサイネージの導入費用は、本体価格だけではなく、要素や条件によって大きく変わります。お客さまの環境に最適なデジタルサイネージを最もリーズナブルな費用で導入する方法は、早い段階でご相談いただくことだと確信しています。導入サポートはもちろん、導入後の運用やコンテンツ制作までトータルなご提案をさせていただきます。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力、クリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案しております。デジタルサイネージの導入、活用をご検討されている企業さまや店舗さま、施設さまは、お気軽にご相談ください。お客さまにとって最も効果的で最適なデジタルサイネージをトータルにご提案させていただきます。

関連記事

TOP