これが未来?2025年香港・深セン最新デジタルサイネージ現地レポート

3月初旬、“中国のシリコンバレー”とも呼ばれる中国・深センや世界有数の金融都市である香港に行ってきました。2019年以来の訪問となります。

中国の中でも深センは、東京の人口を超える大都市であり、アリババやテンセント、HUAWEI、さらにはBYDなど、多くのIT企業やハイテク企業の本社が集積しています。また香港も継続的に発展しており、世界的な金融拠点としての地位を確立しています。今回は、深センでの展示会やサイネージ企業の訪問、香港国際空港で目にしたデジタルサイネージや最新技術について、写真や動画を交えながらレポートします。

進化!香港国際空港のデジタルサイネージ事情

2019年に香港国際空港に降り立った時、デジタルサイネージの数的な普及ぶりに驚かされました。あれから6年、2025年となる今回、その進化は想像を遥かに超えました。数よりもサイズ感や映像表現のクオリティに圧倒されたのです。そしてほとんどのデジタルサイネージは、以前より輝度が高くて視野角が広い、しかも高精細な表現が可能なLEDになりました。小さな画面であっても液晶サイネージを見かけることはほとんどありませんでした。

2019年に空港を訪れた際も見たLEDビジョン。当時は「大きい!」と思いましたが、このぐらいのサイズは近年日本でも目にすることが増えたため、今ではごく普通のデジタルサイネージに見えてしまいます。時代の変化を感じますね。

深圳空港サイネージ写真

この大きさなら、日本でもよく目にします

次に注目したのが、こちらの高精細デジタルサイネージです。
思わず「本物の滝?」と錯覚してしまうほど、その映像表現は驚くほどリアル。動画映像をご覧いただけるので、ぜひ皆様にもこの驚きと臨場感を味わっていただきたいです。きっと、実際に目の当たりにした時の感動が伝わるはずです。

さらに、エスカレーターの脇には高輝度、高精細なLED2面を90度に組み合わせ、等間隔で複数設置されていました。やはり高輝度、高精細なLEDサイネージが使われていました。同じ映像をシンクロさせて流すことで、エスカレーターで移動しながらでも、ひとつの映像を途切れなく最後まで見られる仕掛けになっています。

未来体験!深センで出会った最新サイネージテクノロジー

深センでは、デジタルサイネージ製造工場はもちろんのこと、AIや3D、ロボット、サイネージなど、ITテクノロジー関連の企業のショールームなどを見学しました。

まず最初にご紹介するのは、AIデジタルヒューマンサイネージです。以前DDS NEWSの記事でも紹介しました。

改めてになりますが、『AIデジタルヒューマンサイネージ』とは、AI技術とデジタルスクリーン技術を融合させたもので、デジタル上に人間(デジタルヒューマン)を再現することをめざした革新的な技術です。

今回、深センで見た最新版のAIデジタルヒューマンサイネージは、表示されるデジタルヒューマンの動きがさらに滑らかになり、会話の聞き取り能力はもちろんコミュニケーション全体が非常にスムーズになっていました(現在は英語と中国語のみ対応可能)。あらかじめ学習された内容に基づいたコミュニケーションは問題ありませんが、自然会話はまだタイムラグが発生するようです。

企業のエントランスでの受付業務など、用途はまだ限られるものの、近い将来、様々な場所でAIデジタルヒューマンが活躍する日もそう遠くないかもしれません。ニーズがあれば日本語対応にも取り組む用意があるそうです。

また、通常目にしたサイネージからは少し離れますが、立体感を感じさせるホログラム映像の展示も目を見張るものがありました。映像そのものがまるでそこに存在するかのように立体的に見えるのはもちろんですが、動きも滑らかでよりリアルに感じられます。
円柱の中にいるようなパターンのホログラム映像が特に印象的でした。その美しさ、立体感、そして動きのスムーズさ、どれを取っても、技術の進化を感じさせられるような高い完成度でした。

最も驚かされたのが、大きな受付カウンターの背後に設置された巨大なデジタルサイネージです。

そこに映し出されたのは、女性アバターです。このアバターが、来客の訪問対応や担当部署への取り次ぎなどをこなすという未来の受付システムです。まだ実用化には時間を要するそうですが、その完成度は、今すぐにでもどこかの企業で実用化されているのではないかと錯覚するほどでした。


デジタルサイネージの進化は爆速!

今回は、香港と中国・深センという、中国の最先端エリアで目にしたデジタルサイネージの現状をレポートしました。
もはやデジタルサイネージは、単なる情報表示に留まらず、人間の業務を代行したり、インタラクティブなコミュニケーションを実現するツールへと進化しつつあります。

また深センや香港はAIやITにおいては最先端を突き進むエリアです。変化は非常に大きいものがあると、今回の訪問で改めて感じました。今後も定期的に深センや香港を訪れ、最新の情報を収集して発信していきたいと思います。

DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力やクリエイティブ力を生かしながら、デジタルサイネージによるコストダウンを提案したり、使用目的や設置場所に最適なデジタルサイネージをアドバイスしてきました。デジタルサイネージ導入のトータルコストを重視する企業さまや店舗さま、施設さまは、お気軽にDDS担当者にご相談ください。お客さまにとって最適なデジタルサイネージソリューションをトータルに提案いたします。

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